2014年の夏、私は乳ガンの手術を受けました。
の続きをこちらで綴ますね。
退院前日病室でスクワット
2014年8月28日(木)
予定通りなら明日退院!
だけど、もう家帰らして~ってかんじ、めちゃ元気でした。
足腰なまりそうでスクワットと全身ストレッチ。
旦那から義理の父母がお見舞いに来てくれる予定と聞いていたので、、、
化粧する訳にいかないので、とりあえず、眉だけ書いてスタンバイ(笑)
義弟が車をだしてくれたようですが、病院の駐車場がいっぱいで停める
ことができなかったらしい。。。。
そう、そうなんです。
午前は外来の患者さんであふれてます。
個室に入っていたのと、ちゃんとテレビがあったので、病室についてノーコメントでセーフ。
以前長女の入院の時、テレビがレンタル制で「なくてもいいわ」と借りなかったのがすごく気になったようで。
、、、というかテレビなしの生活が想像できないようで、強く借りるように言われたことがあって。(笑)
今回も個室でなかったら絶対個室に移るように言われたと思います。
私が遠慮してると思ってるみたいです。
個室のおかげで携帯もパソコンもできたので何の不便もなく過ごせたのは助かりました。
シャワーも全身OKになって快適。
手術の傷は上から透明のテープがぺたぺた貼ってあって、上からシャワーをかけても大丈夫なんです。
診察もそのテープの上から異常がないかチェックするだけで基本、消毒とかはなし。
昔は傷って毎日消毒ってイメージがありますがガーゼの交換の時に菌に感染するようで、近年、透明のテープを貼ったままが主流のようです。
このテープ、なんと一ヶ月間きっちり貼ったままで取れず。
(上からシャワーしてましたが)
医療用品も進歩してますね~。
退院当日、買い出しへ
2014年8月29日(金)
前日の診察で主治医から退院の許可を得て、予定通り退院。
その前に増えた荷物を家に送る準備。
パソコンはキャリー付きのバッグで持って帰る予定ですが、なんせ、脇を切っているので、右手で思い物を持つのが御法度。
実家の母が来てくれることになってましたが、とりあえず、自分で持てるだけコンパクトにして、売店より宅配便で送ることに。
その朝に看護師さんより痛み止めの薬1週間分のお薬をだされ
思わず
「要らないので」って返そうとしたら「頭痛の時にも使えるので」と無理矢理渡されました。(きっと、返品不可なのでしょう)
手術当日も痛み止め処方してもらわなかったのに、退院の時なぜ?
これも標準治療なのでしょうか???
午前中に帰宅。
冷蔵庫はスッカラカン。
そう、今晩食べるものがない!
スーパーのカゴを左で持てば、なんとかなるかな?
息子に「おやつ買ってあげる」とお菓子で釣って荷物持ちに一緒にスーパーへ。
運転も右手を固定して、ハンドルを回すときは左手で、、、とちょっと不便でしたら、クネクネの山道は無理かもしれませんが、街中の走る程度なら大丈夫。
なんとか、要るモノをカゴいっぱい買って冷蔵庫に詰めてほっと一息。。。
と思いきや、入院中、洗濯を頼んでいた母が「洗剤の場所がわからへんかったし」と洗濯できていないことが発覚。
(想定外)
息子には場所をちゃんと伝えてねと托していたのですが、どうも、頼りない。
溜まった洗濯物を左手でかき集めて洗濯機に詰め込み、とりあえず、一段落、、、と思いきや、家の中が散らかっていて。
(想定内)
またもや、左手で掃除機をひっぱりだして、お掃除スタート。
そんなこんなでやっぱり、バタバタしてましたが、家に帰ってきたという安心感で心の底から落ち着きました。
やっぱり、家がいい~。
もし、助からないとわかったら、、、
即、退院し家で最後まで過ごしたいと心から思った次第です。
脇の手術のあとが痛いけど自転車に乗るの巻
退院してすぐに車でお買い物、洗濯、掃除とバタバタしていて夕方、
息子の夏休みの宿題を「答え合わせ」してから提出しないと
いけないので、「ママ、○つけて」と渡されましたが、、、
答えの冊子が見つからない。。。。
そう、夏休み入った頃って、検査続きでいつ入院だろう?とかで頭がいっぱいで、、、
息子の宿題の答えの冊子を抜いたのは覚えてるのですが、どこにしまったか記憶にございません。(涙)
探しても、探しても見つからない。
きっと、チラシと一緒に処分したかも、、、とお友達のところへメールして答えの冊子を借りる段取りに。
ここで1つ困ったことが。
そこのおうちに車で行くのは道がせまく苦手なクランクがあって、以前、
切り返して大変だったので、それ以降、自転車でしか行ってないのです。
車で行っても右手が使えないので、切り返しは難しそう。。。と悩んだ末に自転車で行くことに。
月曜日に縫ったばかりですが、金曜の夕方には自転車に乗ってました。
はい、さすがに傷に響きました。(笑)
退院した日くらいは安静に、、、と頭ではわかっていてもついつい動いてしまいますね、主婦って。
退院翌日、朝ウォーキングへ
退院翌日、朝、目が覚めるとなんだか、エネルギーが湧いてきまして、
早速、ウォーキングを再開することに。
ただし、カラダを起こしたりする際にはやっぱり傷は痛みます。
帰り道はいつも走っているのですが、歩くことにして、いつものように山の中腹の神社へ。
普段はお願いごとはしないのですその日は手術が無事終わったことへの
感謝と切除した腫瘍が「穏やか」なタイプのガンで抗がん剤治療しなくても済むように祈りました。
ほんと「神頼み」ってこういうことを言うのね、、、ってかんじで、真剣です。
土日はいつも通りゆっくり過ごして「日常」の有り難さをしみじみ感じ
ました。
普通に朝、洗濯して、朝ご飯を用意しお掃除する。
この普段の生活に戻れるってこと。
「自分の生活」の大切さと過ごせる有り難さ。
これは非日常を体験しないとわかりにくいかもしれません。
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