2014年の夏、私は乳ガンの手術を受けました。
の続きをこちらで綴ますね。
入院してから外泊許可でお仕事
2014年8月23日(土)
外泊許可で土曜日に帰宅し、セッションのご予約をいただいていたので、ひと仕事。
翌日の日曜のお昼は旦那といきつけのお寿司屋さんへ。
これから1週間弱、病院食なので、美味しいものの食べ納め。
手術時に必要なバスタオルなどとパソコン、本など大きな荷物になったので、旦那に車で送ってもらいました。
その前にひと仕事、、、
冷蔵庫に旦那用のアイスコーヒーを大量に作り、朝ご飯用のパン、夜食のカップ麺(ジャンク大好き)などの用意もしないと、、、、とバタバタ。
それと、ブログもお休みする訳にいかず(入院は公表していなかったので)予約投稿で順次更新できるようにストック。
事務所の支払いなどネットバンキングで済ませて、経理の締めをして、税理士さんへ帳面を郵送する準備に追われてました。
寸前までスリル満点な綱渡りのようなひととき。
病院の前のポストに経理の帳面を税理士さんへ投函して、ほっと一息でした。
経理の仕事をしていて月末の週にいないのはほんと、なにかと大変。。。
今は振り込み予約とかもできるので、助かりました。
手術の前日はクタクタ(笑)
日曜の夕方、病院へ帰り、病棟のシャワーの予約。
手術前にさっぱりしておかないと何日かシャワーできないので、この機会を逃せません。
夜、看護師さんより睡眠薬が要るかどうか尋ねられました。
手術前日は緊張して眠れない方が多いそうなので、処方していただけるようです。
が、私は一瞬で寝る自信があったのでお断りしました。
はい、ここまでたどり着くのに、お仕事いっぱいでバタバタだったのですぐに寝る自信あり。(笑)
手術当日は「イメトレ」に励む
2014年8月25日(月)
前日、バタバタで入院したおかげで夜ぐっすり眠って迎えた手術当日。
すこぶる元気!
体温も36度8分。(ガン患者は低体温というのに当てはまってない)
手術は13時からの予定で午前はエコーで再び、ガンの位置を確認し位置を油性マジックでマーク。
その後、再び病室に戻りこの時に見るように持ってきたDVDが「イメージトレーニング」
友達の乳がんはたった8ミリだったにもかかわらず、手術後の生検で「アグレッシブ」なタイプと診断され抗がん剤治療を受けた経緯を聞いていたので、いくら初期で見つかったといっても最後まで気が抜けないのです。
生検で「穏やか」なタイプと診断され抗がん剤だけは回避できるように、と困った時のイメトレ頼み。
尾崎先生の力強いトークを聞き「イメージしたものを現実にする」
それもいとも簡単に、、
生まれてから初めてかも。
自分のためにこんなに一生懸命になったのは、、、くらいの勢いで集中してイメトレに励みました。
これを指導いただいたのは笑いヨガティーチャー梨花子さん。
3つの病院で「悪性リンパ腫」の疑いと診断され、いざ手術したみたら違っていたという経験をされました。
「おかしいですね」と担当の先生が首を傾げられたそうです。
その手術の前に繰り返し見られていたのがこのDVD。
よく「わらをもつかむ」という表現をされますが、まさにピッタリの心境でした。
ワクワクしながら手術室へ
午前中に病室でみっちりイメトレ。
13時から手術の予定が、午前の手術がはやく終わったようで30分ほど、はやいスタートになるそうで。
手術中は家族の付き添いが要るので旦那が間に合うかどうか、、、って焦りましたが、ギリギリセーフ。
いざ、手術室へ。
もちろん歩いて。
今まで見たことがない通路、専用エレベーターで手術室へ。
「うぁ~、テレビで見た通りやん」
「ベッド、めちゃ小さいやん」
おのぼりさん状態。緊張感ゼロ。
リラックスできたのは主治医の先生がブルーの手術着で登場され帽子、マスクの隙間からいつもの優しい瞳を見れたから。(ここで先生違ったら暴れる!)
ベッドに横になり次々と検査の装置が装着されていきます。
友達と何秒で麻酔が効くか賭けていた以前、虫垂炎の手術をした友達と「麻酔されて何秒もつか、、、」って話題になり友達は2秒でアウトだったそうです。
「私は4秒くらい頑張る!」と思っていたので、覚醒し続けるのに集中します。(良い子は真似しないでください)
そ、れ、と、もうひとつ、楽しみにしていたことが。
初めての全身麻酔でどこかにトリップしないかな?ってこれまた、アホなことを考えてました。
今まで意図的に音楽の周波数で脳波を下げるということはしていたので、(ヘミシンク)
今回、全身麻酔下で脳波が下がった場合どうなるのかな?っと。
はい、こんなこと考えていた「ガン患者」もいるってことで。(笑)
後日談
今、読み返してみると、アホなことばかり書いていますが。
テレビでしか見たことがない手術室へ行くだけでもワクワクするように「小さな」「発見」にフォーカス。
未知の体験に期待することで恐怖感がなかったような気がします。
先生への信頼も絶大なものがあったことも不安が最小限だったように思います。
【乳ガン体験記ー7】手術後は管だらけ> へ続きます。