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昨日、お客様より
「こんにちは、ゆりさん。
今日、再検診で、乳がんだろうと、先生から、言われました。
細胞検査もしました。1週間後に、結果がでます。
ショックだけど、なんとか、治療法もあるだろうと思っています。
子供達に、伝える事に、どう伝えたらいいでしょうか」
まさかのガン告知
午前診で帰って来られて、切羽詰まった感じで速攻、LINEいただいた感じがしました。
上皇后さまは初期で発見、手術されましたよね?
「ガン告知」(かもしれない段階ですが)
誰もが動揺して当たり前で、混乱するのは無理ないですが、、、
少し整理していきましょう。
①まず「乳がん」では死にません。
安心してください。
万が一、切除しても消化器系のように「カラダ」にダメージを受けることはないです。
もちろん女性にとって大切な胸にメスを入れる「気持ち」のダメージは相当なものになります。
何より乳がんで怖いのは「転移」です。
標準治療と一つとして手術の際に脇の「センチネルリンパ節」の細胞検査があります。
②リンパ節に転移しているかどうか?
ここがポイントです。
「乳がん」で亡くなるのは「転移」
がん細胞が他の臓器に転移している恐れがあるかどうか、またはがん細胞の種類により治療法が変わります。
初期のガンであっても「攻撃性」の高いガンの場合は抗がん剤治療をされる場合もあります。
③先手必勝!いかに早期発見、早期治療をされるか?
ここで運命が変わります。
転移のリスクを最小限に抑えるには「初期」に手を打つことが大切です。
半年放置(代替療法など)されていて手遅れになった有名人の方は記憶に新しいですね。
④ネガディブな情報を客観的に聞く
医療従事されている方は「万が一」など慎重に「ネガティブ」なことをベースとしてお話されます。
患者サイドは「初めて」のことなので、その「当たり前」の前提がわかっていません。
「大丈夫でしょう」と楽観的に伝えて、違ってくると問題になる業界です。
⑤乳がんで代替療法である「食事療法」が効いたという話はあまり聞きません
消化器系のガンで食事療法が効いた例は本などによく掲載されています。
しかし、乳がんの場合、食事でなく「ホルモン」の影響が大きいので、食事など代替療法が効きにくいガンだと私は思います。
⑥「これでガンが治った」という情報に惑わされない
「乳ガン」と言っただけで、方々から色々な情報やモノがやってくるかもしれません。
「これを飲んだだけで治った」「これが効いた」など。
(現在、薬事法によりそのような記述は違反とされています)
「善意」なので、拒否するわけにもいかないし、、、という場面に出くわされる可能性もあります。
ガン治療で「完治」「治った」と軽く表現をするのは「素人」だけです。
時々、術後2〜3年の方の「私はこれでガンを治しました」という広告を見られることがあるかもしれません。
乳がんは治療後、10年経過しても再発する可能性が他のガンより多いのが特徴です。
「治しました」「完治」という表現は適していません。
⑦子供へどう伝えたらいいのか?
これは入院が決まってから。
後にしましょう。
親が不安がっているとその不安な心は子供に伝わります。
親が「腹が据わってから」子供に伝えることが重要です。
もし、入院中の留守宅をご両親にサポートをいただく場合も注意が必要です。
⑧親には内緒にする
100%ガンとわかっていてもご両親には「良性の腫瘍」とか嘘をつくことをお勧めします。
自分が何歳になろうが、ご両親にとってはいくつになっても「子供」は永遠に「子供」
5年生存率が高い初期の段階でも「ガン」と聞かされるだけもショックです。
うちの場合は私は腹が据わっていたので、親にガンで手術することを当たり前に話しましたが、
その時期に母の「認知症」が発覚。
引き金になったような気がします。
「浅はかな行動」だったかも、、、と後悔しています。
ガン経験者からあなたに伝えたいこと
樹木希林さん、ちびまる子ちゃん作者、小林麻央さん、、、
有名人が乳がんで亡くなる度に、クリニックはすごいことになってますね。
検査の予約で電話が通じなくなるくらいだそうです。
「情報戦」の時代
私が乳がんになって「ガン」について本をいろいろ読んだり、ネットで情報を集めたりしました。
今、「患者」として「情報戦」の時代だからです。
しかし、未だに「自然療法」にこだわり命を落とす方がいらっしゃるのは本当に残念です。
それに関することを「お商売」としてされている方もいらっしゃるので。
ブログには詳しくは書けませんが、「これでガンが完治しました」的な情報は疑ってください。
ガンに「完治」という言葉は当てはまらないからです。
それに消化器系のガンと違い、残念ながら「食事療法」で治る確率は低いです。
そもそも「自然療法」は徹底してしないと効き目がないと思ってください。
今までの生活が一変するくらいしないといけません。
病院の治療と併用でされるのをオススメします。
「ガン」というとみんな一緒ではなくて、細胞レベルでみると人の数だけ存在するに等しいくらいタイプがあるとみてよいと思います。
なので、抗がん剤が効く人、効かない人がいるように、食事療法も効く人もいれば、全く効かなくてその間にがん細胞は全身を巡ったり、、、という場合もあります。
乳がんは「転移」で亡くなるので、そのあたりよく考えていただきたいと思います。
あくまで個人的見解を述べさせていただきました。
命を無駄にしないでください。
助かる人はすぐに治療を開始された方ですよ。