【乳ガン体験記ー5】入院初日、叫び声が響く病室

2014年の夏、私は乳ガンの手術を受けました。

【乳ガン体験記−1】

【乳ガン体験記−2】

【乳ガン体験記−3】

【乳ガン体験記−4】

の続きをこちらで綴ますね。

 

2014年8月22日(金)入院初日

入院する金曜日は次の日には外泊許可で帰宅するので、1泊するだけのコンパクトな荷物を持って朝、病院へ。

病室へ案内される通路で嫌な予感、、、

「お~い」「お~い」と看護師さんを呼ぶ叫び声が聞こえてきて、、、

通りすがりにチラッと開けっ放しの病室を見るとベッドに80才くらいの小さいおばあちゃま。

どうも認知症のようで、大声で看護師さんを呼ぶ!

ナースコールは鳴らす!

え?私の病室まで聞こえるやん。。。

まぁ、まぁ、大人だし、ちょっと、病院の対応を見せてもらおうと思いまして。

病室にはいり、とりあえずパジャマに着替えてベッドの上で読書。

なんか、昼間からパジャマで読書もどうも落ち着かないのですが、それよりも

「家に帰りたい!」と叫ぶおばあちゃまの声は疲れ知らず、めちゃパワフル。

「今晩、寝れるかな?」

いや、入院して病気になりそう!(笑)

そのまま1時間経過。

フロアの空き状況をリサーチしにいきました。

 

このままではこちらが病気になりそう。。。

まぁ、世間では病人だけど。(笑)

結構、思ったよりベッドが空いていたので看護師さんに「部屋変えてください」と騒音の苦情と個室でなくてもいいので今より静かな環境を望んでることを伝えました。

認知症のおばあちゃまのあまりに大きい叫び声とナースコール。。。

看護師さんに部屋を変わりたいと伝えるとしばらくして、婦長さんが来られ、事情の説明と対処としておばあちゃまのほうを遠くの部屋に移動しますということでほっと一息。

回診中のドクターに「どうですか?」と部屋に寄っていただきましたが、「手持ちぶさた」な顔をしていたようで「ゆっくりしてくださいね~」と優しく声をかけてくださいました。

はい、読書するか、スマホを見るかしかない時間てなんだか、贅沢すぎて(笑)

 

病室でわかった「ゆっくりしたことがない私」

この期に及んで「ゆっくり」したことがない私っていうのが、よくわかりました。

ニュースを見ながら洗濯物を畳んだり、、、主婦っていろいろあるじゃないですか、やること。

それを一気に取り上げられるとなんだかな~。。。

その夜、ドクターから手術前の説明があり、

旦那が仕事を早く終わらせ来る段取りになってました。

この病院から当たり前のように求められる「家族立ち会い」という条件

手術前の説明と手術中の待機、術後の説明など、欠かせませんが。。。。

もし、天涯孤独の身、、、までいかなくてもなんらかの事情で家族が立ち会えない方もいらっしゃると思うのです。

自分が病気になり弱っているのに洗濯物や病院の往復など、どうされてるのかな?っとふと、思っちゃいました。

 

入院してからわかったこと

元気な時は決して思うことのないことですが、自分がそういう場面に直面しないと、なかなかわかりません。

そう「家族の有り難さ」

入院初日の夜にドクターより手術の説明は旦那も仕事をはやく切り上げてかけつけ一緒に説明を聞きました。

 

ドクターの手術の説明

図解で切り方の説明と切除した腫瘍は手術中に検査にだし、もし、ガン細胞が切断面にある場合はさらに切除する必要があること。

広がっている場合は最悪全摘になる恐れもあり。。。。

一応、可能性があることは全て話されているだけ、、、とわかってはいますが、なんだか脅しのようにも感じます。

「温存」と聞いていて手術終わって、全摘されてるのわかったら、ショック大きすぎかも。

リスクをいろいろ話されていく中、旦那はガンガン質問攻め。

体質により、いろいろネガティブな現象も起こりえるので、そこを一番慎重に話していかれますが、もう一つ、納得のいかない旦那はまた、そこを追求していきます。

ドクター「○○の場合があります」

旦那「それ、何%くらいですか?」

あっという間に1時間。

とことん、質問につきあっていただいたドクターにはほんと、

「お疲れさまでした~」って言って差し上げたいかんじでした。

が、遠慮無く聞く旦那のおかげでおぼろげな疑問が解決してスッキリした気持ちで手術にむかうことができました。

 

外泊許可でお仕事へ

金曜日から入院し、翌日は外泊許可を得てお昼前に病院をでました。

お昼ご飯は三宮のベトナム料理へ。

ここはオーナーのベトナム人青年がいつもとびっきりの笑顔で迎えてくれます。

スタッフ一丸となって誠心誠意頑張ってます!という私達日本人が昭和に置いてきたものを思い出させてくれます。

一旦帰宅ししてから夕方、ご予約いただいていた方のセッションにカフェへ。

ちょうど、お客様のお休みの日と私の外泊許可で戻る日が一致してお引き受けしました。

が、もちろん、入院の件はご存じないです。

 

手首の患者識別テープ

ここで問題が、、、、

手首には患者識別用のテープを付けたまま。
これは、退院の時にカットしてもらうタイプ。

う~ん、どうしよう?

外泊で戻ってきてるんですっと伝える?

いや、それって、「そんな時期に、、、」って気を遣ってしまわれるかも、、、とか

目立つので、隠しようがないし、、、と悩んだ末に暑いですが、長袖をカーディーを羽織って手首を隠す作戦にしました。

入院といっても体調が悪いわけでもないので。

そうなんです!
元気なんです!
どこも痛くもかゆくもない。

「おでき」のようなものを取ってもらう「外科手術」というのが一番近いかもと感じてました。

 

後日談

外泊許可で普通にお仕事をして、笑顔で帰っていかれるお客様を見送って、お買い物して帰る、、、という普通の生活が可能。

そこのところが世間一般の「ガン」という響きと一番ズレていたような気がします。

【乳ガン体験記ー6】手術当日の過ごし方> へと続きます。

 

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Yuri Shiomi

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