小学校の頃から、不動産のチラシが大好きでした。
よく中古物件など「注文建築」「大手メーカー施工」とうってありますが、そもそも何年もかけて、設計・施工・多額の費用を払ってローンを組み手に入れた家を建てた方が「○年で売りに出さなければならない」と仰るのですが、、、
おかしいですよね?
そんな物件は(立地を考慮せず、間取りのみの判定ですが)「一家離散」「病気」「浪費」等と思われる間取りになっていました。
20年前、風水を勉強しだしてから、どう間取りを取り直せば、良くなるか。
テキスト片手に赤ペンで上から修正してレッスンしていきました。
風水は「環境学」
「風水」を占いや「西に黄色」とおまじない的にとらえられているかもしれませんが、中国四千年の歴史がある「環境学」です。
20年余前、持ち株が上場し、そのお金をもとに閑静な住宅街のマンションへ引っ越したのを機にインテリアを「風水」を基本にしてやり始めました。
日本によくありがちな家の間取りをリフォームなしでどれだけ風水的に良くするかを最大公約数的にわかりやすく書かれていました。
皆さん、ご存知の「西に黄色で金運アップ」など、インテリアを変える方法です。
やり始めて、少しした頃あたりから、「気」の流れや土地の波動みたいなものがわかってきて、ますますおもしろくなっていきました。
部屋の中に観葉植物やお花など、レイアウトを少しさわるだけで「気」の流れが変わるのが実感できるのです。
土地の波動はうまく説明できませんが、「なんとなくこんなな感じがする」のが、よりリアルに。
「放射能測定器」のように「ヤバい波動」には「ピー、ピー」と頭の中で警告音が鳴るようなイメージです。
しかし、マンションも一通り風水的にアップできる事をしたら、そのまま時は流れ、下の子が生まれたのを機に
今度はもう少し、広いところへ引っ越しを考え始めました。
なかなか希望のものが見つからないな~と思っている時に出会ったのが、「ユミリー風水」でした。
これに沿って、もう一度、見直してみました。
まず、リビングのカーテン。
「西に黄色」通り、クリーム色のボーダー柄だったのですが、ボーダーは「現状維持」。
発展を望む、上に向けて伸びる「ストライプ柄」にチェンジ。
マンションによくありがちな玄関から、一直線に伸びる廊下を経て、リビングの窓へ。
これは「気」も一直線に通りすぎて出て行ってしまう「漏財」。お金が貯まらないレイアウトなので、循環さすべく観葉植物を。
あと、その家の主の方向である「北西」に主人と相性のよいインテリアグッズを配置。ほか、いろいろ「てこ入れ」をしました。
間取り的に問題なさそうな物件でも実際、見に行くと、「家の相が暗い」家の前のよその塀が「陰」の気が漂うなどなど。
帯に短し、たすきに長し。
なかなか、程よいのが見つかりません。
出会った中古物件には「強い念」があった
春に本に出会って、その夏になにげなく見ていた不動産のチラシで「風水理論」に基づいて建てられたような、気になる物件を発見。
予算はオーバー、子供は転校しなくてはいけないなど、当初の目標とは離れていましたが、とりあえずチラシをバッグにいれて日曜日家族でランチに出かけました。
帰り道、旦那が「そういえば気になる物件あると言ってなかった?」ということで、軽い気持ちでオープンハウスへ。
持ち主はちょうど、犬のお散歩でお留守。
通されたリビングの部屋の横、キッチンを見たときに、なぜか「奥さん」の強い念を感じました。
「じゃ、家の中、ご案内しますね」と、不動産屋さんに家の中を案内してもらいました。
「奥さんが急に亡くなられてお一人では広いので売りにだされるんです~」と聞いて
「え???」
さっき、キッチンで感じた奥さんは奥の和室に写真に納められていました。
真夏なのに寒い!と感じた瞬間でした。
家を一回り見て、旦那が「ここはええで~」とめちゃ気に入った様子。
でも、私は「まだ、この家に住んだはる。」と持ち主の奥さんの存在が気になって、仕方ない。
そんな中、持ち主が帰宅され、お話を伺う事に。
以前、震災で全壊となり立て直されたので、地震対策を重点的にされたそうです。
いろいろ、こだわりの箇所など説明されていますが、私が一番惹かれたところについて聞いてみました。
「なかなか、チラシを見ていても風水的に満足できる物件ってないのですが、ここはどうやって設計されたのですか?」
すると「風水の設計士に頼まれた」という回答が。なるほど、だから設計が良いはずなのですよね。「この方角の欠けが良い」とかで図面を引かれたみたいです。
それを隣で聞いていた旦那は私が感心している=OKとばかり「予算はオーバーしているのですが」と早速、値段交渉に。
「服とか買うんと違って、普通もっと慎重にならへん?」と思いましたが、その夜、仮契約する事に。思わぬ展開にびっくり、ひやひやでした。
「奥さん、まだやはるわ」
でも、「奥さん」の存在が気になる私。
こんな時に心強いのが、以前から、みていただいている除霊師のサクラコ先生。
電話で状況を説明すると、
先生「あんたが言うとおり、奥さん、まだやはるわ。」
私 「え??? やっぱり。」
先生「そんでも、奥さんはあんたとこに買ってもらいたがったはるえ~。」
私 「そ、そうなんですか?」
以前から売却をされようとすると、先方の都合でキャンセルになったりしていたと不動産屋さんから聞いていました。
先生「きれいに使ってくれるか心配したはったし、大丈夫やと答えといたわ~」
私 「は、はい、がんばります。」
とむこうの世界で交渉は成立した模様。
旦那には奥さんの急死が気になるのと、中を全部リフォームできるなら、と条件をだして、資金繰りを考える事に。
さて、リフォームといってもどうしたら風水的に良いのか。
手当たり次第、本を読みだしました。小さく区切られた部屋の壁を取り払って、リビングを大きくする事に決定。
問題はキッチン。
風水でも要の水回り、火の元があるので、要注意。
特にうちの場合はどうも、以前、お住まいになっていた奥さんの愛着(念)を感じる場所。
一日で一番、長い時間を過ごされていたはず。
風水の方角との相性でみると、どうも「白」で統一したら良さそう。
流しの位置とガスコンロの位置もずらし、できたら、同じ方向で作業する事がないようにしたいとなんとなく、思ったり。やはり「きちんとお祓いしてもらったほうがいいかな~」と迷ったりしましたが。
リフォームは家具屋さんのリフォーム部門なので、デザインの意向を伝えて図面を起こしてもらう段取りなど。
思いもよらぬ引っ越しで、一気にしなければならない事が山のよう。
それに、住んでいたマンションの売却の段取りも。(@_@)
あと、引っ越しで大事なのが「時期」
その次の年から、旦那の運気が低迷する時期にはいるので、それまでに動かないといけません。
工事の期間も限られてきます。
「どうする?」がいっぱいの時でした。
打ち合わせを重ね、中古物件のリフォームがはじまりました。
まずは以前の壁を壊したり、撤去作業などがはいります。
どんどん、家の様子が変わります。
そこで、ビフォーアフターを記録しておこうと、現場の写真を撮り始めました。
カーテンや、家具の配置のイメージもしやすくなると思っての作業だったのですが。
家に帰ってパソコンで見ると、なんと、画面いっぱいに光の珠が写っている。
「きゃ~、怖い!」と、またサクラコ先生に電話して相談。
私 「先生、現場の写真に光の珠がいっぱい写ってるんですけど」
先生「恐かったら、その写真、ほかしてしまいよし。」
現場でお祓いしていただくほどの事でもなさそうなので、やり方を教えていただきました。
今、思うと、その写真は心霊写真とかではなく、ただ、そこにいらした魂が写り込んだだけだと思います。
でも、その頃は「奥さん」の存在を意識するあまり、恐怖心がいっぱい。なので、それを払拭する方法として、とりあえず鏡を使った素人でもできる浄化の仕方を教えてもらいました。
その後、サクラコ先生より興味深いお話を聞けました。
先生「もし、現場に霊がいても工事の人が持って帰ってくれる場合もあるえ~。」
と、教えてくれた先生。
ご自身の以前のお住まいは、それはそれは毎夜、毎夜、ポルターガイスト現象があったそうです。
そこを娘さんご夫婦用に改装する工事をされた時の話。
工事の方の中には神様を信仰されている方がわりといらっしゃるとか。
改装工事の時、
「あっ、なにか、通り過ぎた。」とか
「あれ?おかしいな~。さっき、閉めたはずなのにとちょっとした、騒ぎになっていたそうです。
「知らんうちに憑いて、持って帰ってくれたはるえ~」
「とりあえず、どこもかしこも真っ白にしたら、すっきり、や~らへんよ~になったえ~。」
それを聞いて、やっぱり、キッチンは「白」にしようと、決めました。
白のシステムキッチンに白のタイル張り。
リフォームで浄化もできるみたいですよ。